リユース設備のご紹介

教員の定年退職に伴い設置スペースの確保が困難になった設備の共用化の要望があり、メンテナンス作業を終えて11月より機器分析センターで運用を開始しております。

設備紹介
全有機体炭素測定装置(島津製作所 TOC-V CPH)

TOC(全有機体炭素)は環境、工業、ライフサイエンスなど様々な分野の水質管理の評価に用いられる指標です。本装置では試料溶液に含まれるTC(全炭素)、TOC(全有機体炭素)、IC(無機体炭素)、NPOC(不揮発性有機炭素)、TN(全窒素)を測定することが可能です。

事例紹介

研究事例として、地域デザイン科学部社会基盤デザイン学科マネジメント研究室の山岡暁教授によるコメントをご紹介します。

国内外を問わず、浄水場で適切に処理された浄水でも配水系統内で飲用不可能な水質に低下する事例が見られます。水質悪化の一因である水道管内の付着物の生成プロセスはまだ解明されていないため、配水系統において、優占される細菌の特定と、その細菌によるバイオフィルム形成の可能性を分析しています。バイオフィルム形成には配水系統中の水環境の影響が考えられるため、配水系統から水やスラッジを直接採取し、無機物の他にTOCや細菌数などの水質を分析しています。

近年の論文実績

  1. Relationships between deposit and adhesion in water distribution system
    S.Yamaoka, K.Wakabayashi, S.Nakazato, M.Roppongi
    IWA Biofilms 2022 Conference Processes in Biofilms: Fundamentals to Applications session3(IB-15) 2022年12月7日
  2. 配水管内の付着物と従属栄養細菌による 水質への影響, ISLAM MD RASHEDU
    山岡 暁, 中里 聡, 六本木 美紀
    令和4年度 全国会議(水道研究発表会)講演集 412-413 2022年10月20日
  3. 配水系統における堆積物および付着物の関係性
    若林 華凜, 山岡 暁, 中里 聡, 六本木 美紀
    令和4年度 全国会議(水道研究発表会)講演集 404-405 2022年10月20日